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更新日:令和元年5月24日

生涯学習とは?

少し難しい説明

「生涯学習」とは、自己の啓発や充実のためや、生活の向上、職業上の能力の向上などのために、自分の自発的な意志に基づいて、自分に適した手段や方法によって生涯にわたって行う学習活動のことです。

生涯学習は、学校や地域社会の中で行われる組織的な学習活動だけでなく、わたしたちのスポ-ツ活動、文化活動、趣味、レクリエ-ション活動、ボランティア活動などの中でも行われるものです。

簡単に言うと

自発的であること(つまり、自発性なき教育や意欲なき学習などありえません。)
一人ひとりが自由に、そして自らテーマを選び、自分にあった手段・方法を採りながら年齢を越えて、生涯にわたって必要なことを、必要なときに学ぶ‥‥これが、生涯学習です。
「学習」といっても堅苦しく考えないことです。ふだんの生活の工夫みたいなものでしょう。
学習機会は、学校教育や社会教育、または家庭教育などの用意された教育活動もありますが、読書や映画、旅行、スポーツ、文化活動など、生活のあらゆる活動の中でも学習機会があるのです。
日頃の生活の中から何かを学び取ることすべてが「学習」になるのです。

身近なことでも

ある新聞の記事から
孫がおじいちゃんに算数の問題の解き方を聞きますが、分からないことだらけです。孫は「おじいちゃん生涯学習をしなければいけないんじゃない・・・」と、おじいちゃんは70の手習い。捻りはちまきで算数の勉強をはじめます。このようなことも生涯学習だということですから、あらかじめコースがあってセットされているものでなければならないということはありません。

『生涯学習とは、一人ひとりが生涯にわたって行う学習活動のことである。』
(生涯学習振興法に係る文部省生涯学習局の質疑応答)

その生涯学習の概念形成に密接な「学習」について、臨時教育審議会における審議経過の概要その3を再掲する。

審議経過の概要その3

生涯学習とは、1965年12月、パリで開催されたユネスコの成人教育推進国際委員会において、ポール・ラングラン(1910年~)が提起したまったく新しい教育理念でした。ラングランは委員会を代表し、その勧告文でこういっています。「ユネスコは、幼い子ども時代から死に至るまで、人間の一生を通して行なわれる教育の過程(それゆえに、全体として総合的な構造であることが必要な教育の過程)をつくりあげ活動させる原理として、生涯学習という構想を承認するべきである。そのために、人の一生という時系列にそった垂直的な次元と、個人および社会の生活全体にわたる水平的な次元の双方について、必要な統合を達成するべきである」。

社会教育法(昭和24年法律第207号)第2条には、こう書かれている。『この法律で「社会教育」とは、学校教育法(昭和22年法律第26号)に基き、学校の教育課程として行われる教育活動を除き、主として青少年および成人に対して行われる組織的な教育活動(体育およびレクリエーシヨンの活動を含む。)をいう。』

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