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更新日:令和4年9月22日

町長の日記「第40回新冠無縁墓供養法要(イチャルパ)に出席しました」

 令和4年9月18日、ポロシㇼ生活館で行われました「第40回新冠無縁墓供養法要(イチャルパ)」に出席させていただきました。

 現在、判官館無縁納骨堂には、847体のアイヌ民族の方々の遺骨が安置されておりますが、これら先人の御霊を長年に亘りお慰めいただいている新冠アイヌ協会のたゆまぬご努力に対し、深く敬意と感謝を申し上げます。

 北の大地、北海道の厳しい環境の中、自然との共生・共存という価値観のもとで、独自の文化と伝統を造り上げて来られたアイヌ民族の存在は、北海道が誇るべき大きなものの一つであると思っております。

 令和元年に「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」、いわゆる「アイヌ新法」が制定され、令和2年には、白老町に民族共生象徴空間「ウポポイ」が開業いたしました。また本町におきましても、アイヌ文化伝承活動の拠点となる多機能型交流施設「ポロシㇼ生活館」が完成し、イチャルパが開催されますことは、大変喜ばしく嬉しくも思うところであります。

 今後におきましては本施設を拠点とし、将来に向けてアイヌ文化をどのように伝承していくのかが町として大きな課題であり使命でもあると捉えておりますので、引き続き新冠アイヌ協会と対話を重ねながら、各種事業に取り組んで参りますと共に、本施設が地域の方々をはじめ、多くの方々に活用されることを願っております。