更新日:令和5年2月20日
2月16日、明和のビッグレッドファームで、ローカル5Gを活用した広大な放牧地管理の実証試験が行われました。
当町では、今から4年前にサラブレッドの育成牧場である日高軽種馬共同育成公社で総務省の「5G総合実証試験」を実施していただき、私も実際にドローンに搭載した8Kカメラで撮影したライブ映像を5Gのネットワーク環境で伝送する試験に立ち会わせていただきました。当時も、その最先端の技術が軽種馬産業の発展に大きく貢献するものとして、大いに期待を寄せていたことを記憶しております。
今回の実証試験は、新技術を用いて、人手不足などの畜産業が抱える課題の解決を目指すもので、この日は、放牧地に設置されたローカル5Gエリアで遠隔操作された無人ロボットトラクターによる除雪作業に加え、同エリアでの軽種馬調教の様子を拝見させていただきました。
当町でも多くの行政課題がありますが、その多くが人口減少と少子高齢化に起因しているものです。また、それは行政だけの問題ではなく、産業界においても同様であり、軽種馬産業においても、労働力、人材の確保は大きな課題になっていると認識しております。
この実証成果を踏まえ、実現に向けたステップが確実に進み、また他分野にもその成果が波及し、様々な地域課題の解決に寄与することを願っています。