更新日：令和元年11月20日
11月13日、節婦町の日高軽種馬共同育成公社で、競走馬の様子を高速大容量の通信規格５Ｇを活用し、超高精細な８Ｋ映像でライブ中継する実証試験が行われました。
実証試験は８Ｋカメラと５Ｇ端末を搭載したドローンで牧場内のコースを走る馬の映像を撮影したほか、厩舎内では４Ｋカメラ４台を設置し８Ｋ相当の映像により歩様や毛並みなど細部を観察し、映像は育成公社の事務所に設置した８Ｋテレビで中継したものです。
ご承知のように当町を含む日高管内は全国でも有数の馬産地であり、軽種馬産業は地域の最も大きな基幹産業でもあり、ホッカイドウ競馬の発売額や北海道市場の売却額を支えている要因の一つとしてインターネット回線を活用した発売、販売戦略を取り入れていることが挙げられます。
ホッカイドウ競馬の発売額の８割以上はインターネット発売が占めておりますし、北海道市場においても、セリの様子をインターネット上でライブ中継し、販売訴求効果に大きな影響を与えております。
このことを踏まえますと、今回の５Ｇ実証試験が将来の軽種馬産業を支える新たな技術になり得ると確信をしておりますし、大いに期待するところであります。