更新日：令和６年３月29日
新冠町は、平成22年（2010年）３月に新冠町地域公共交通総合連携計画を策定
し、それに基づきながら協議を進め、平成23年度（2011年度）に、町内６地区
（日高町５地区）を対象とした、西新冠地区予約運行方式「厚賀駅前発着便（デマ
ンド運行）」の本格運行を開始し、さらに平成27年度（2015年度）には、町内全
域の交通空白地帯を解消するべく、定時定路線にて運行する新冠町コミュニティバ
ス『メロディー号の運行を開始しました。特に、新冠町コミュニティバス『メロディ
ー号』においては、乗車料金の「各種助成券」の導入、路線図を搭載した「時刻表」
を毎年発行するなど、地域公共交通の改善と利用促進を図ってきました。
しかし、(1)地域幹線系統への効率的な接続体制の確立や、(2)自家用車を運転す
ることが困難な高齢者の医療機関や買い物への送迎支援、(3)新型コロナウイルス感
染症による生活スタイルの大きな変化など、今後は、それらの課題ニーズに向けて、
持続可能な地域公共交通ネットワークの構築に向け、検討が必要となっています。
こうした背景を踏まえ、地域住民にとってより使いやすく持続可能な地域公共交
通となるよう、第２期計画にあたる「新冠町地域公共交通計画」を策定しました。
本計画では、既存の移動手段（各路線バスや新冠町コミュニティバス『メロディ
ー号』西新冠地区予約運行方式（デマンド運行））が、これまで以上に有効に機能
し、地域住民の足を支える輸送資源として継続的かつ発展的な運行形態を目指します。
また、まちづくりとも連携を図りながら、持続可能な地域社会を支える総合的な
交通体系を構築することにより、住みよい環境づくりを目指します。
